つちだリポート 都市対抗2次・第四代表敗者復活準決勝戦

  東京ガスに大敗 都市対抗野球出場の道絶たれる
   初回 先発松山投手乱調 四死球で3点献上

1 2 3 4 5 6 7 8 9
安  打 0 1 1 0 2 0 0 3 - 7
明治安田生命 0 0 0 0 0 0 0 1 - 1
東 京 ガ ス 4 0 0 2 0 2 0 3x - 11
安  打 2 0 1 2 0 2 0 2 - 9
   

 初回明治安田は簡単に3者凡退。

1回裏1死後2番に四球、3番にレフト前に運ばれ1死1・2塁、4番四球で1死満塁、5番にセンターへ犠牲フライを打たれ先取点献上。ここから2連続四球と1死球で2点追加点。9番にレフト前にタイムリーされ4点目。ヨーイドンで4四球・1死球・2安打で初回4点は決定的なダメージ。早くも勝負あった感じ。

 相手の先発投手は
145k台のスピードと110k台の変化球で7回迄4安打と好投。その間4回に2点、6回に2点で8対0と勢いが止まらない。8回表に変わった東京ガス2番手投手に本田、野地(代打)、諸角(代打)の3連打で1点返すのが精いっぱい。8回裏に2長打、1死球、1四球で3点献上、8回裏11対1のコールドゲーム負けとなる。

 今日の試合は初回の投手の乱調が全てを物語る。投手の乱調にも関わらずベンチ・内野手はだれ一人投手に激励をかけるのではなく投手をマンドに放置したまま、投手が可哀そうで見ていられなかった。

 今回の大会を通じて考えさせられるのはベンチ・選手間に迫力を感じなかった。

 シーズン当初はチームに一体感があり、投手は野手のミスをカバーし野手は投手の欠点を補い投打がかみ合っていた。投手陣は重信投手を中心に平田、松山、上松投手などが持ち味を出して勝利に貢献した。

 野手も春の大会で加藤、増野選手の価値ある本塁打、本田、荒川選手などが選手を引っ張って勝利を呼びこんでいた。新人の島田選手は春・夏ともよく頑張ったと思う。

何故この大会は歯車がかみ合わなかったかを考えて欲しい。

 投手・野手とも1点の重みを肌で感じ集中力を高めた練習に励んでほしい。

 たとえば延長戦に適用される1死満塁のタイ・ブレークで、1点攻守を徹底的に集中して勝利を掴む練習をして欲しい。選手、スタッフの諸氏は日々厳しい練習に励んでいることは百も承知です。勝負は時の運もあり計り知れないプレーもあり、種々の事柄に対応出来るのが強いチームの原点と考える

 今大会の代表チームは1点を守り切って栄耀を勝ち取っている。

 秋の日本選手権予選と東京都秋季企業大会にこの悔しさを胸に刻み勝利を我が手に収めてください。

                                            土田 唯雄